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「肩甲下筋(けんこうかきん)のおさらい」
- George Arikawa
- 2014年9月19日
- 読了時間: 2分
おはようございます。
今日は肩甲下筋の
おさらい(御復習い)を
しましょう。
まずは、肩甲骨を前から
見てみます。

肩甲骨は、肋骨上部の
背中側にあります。
そのため、前面は
肋骨と接しており、
体の前からは見ることが
できません。
この筋肉を学ぶ前に、
肩甲骨の位置とかたち
の大まかなイメージを
つかんでおきましょう!

棘上筋(きょくじょうきん)や
棘下筋(きょくかきん)は、
肩甲骨の後ろ側に
ついている筋肉でした。
それに対してこの筋肉は、
肩甲骨の前側につく
筋肉です。
起始は、肩甲骨の前面
停止は、上腕骨の前側
です。
イラストを見て、
位置を確認し、
この筋肉の作用を
考えてみましょう!!
イラストの起始と停止から
骨がどう動くか
想像してみて下さい。

この筋肉の作用は
大きく分けて2つあります。
1つ目の作用は、
【上腕を内側へ捻じる】
です。
この動きを肩関節の
“内旋(ないせん)”といいます。

次は2つ目です。それは、
【肩の高さで上腕を胸側へ動かす】
です。
イラストで確認しましょう。
この動きを
“水平内転(すいへいないてん)”
といいます。
※水平内転を水平屈曲と
いうこともあります。
肩甲下筋の作用は、
と反対ですので、
棘下筋とセットで
覚えるといいですよ。

それでは、この筋肉を
使うアーサナについてです。
肩甲下筋(けんこうかきん)の作用は、
肩関節の内旋と水平内転でした。
この動きがでてくるすべての
アーサナで使います。
この筋肉をしっかりと使うことで、
肩関節の前方が安定します。
協働筋は、
前鋸筋(ぜんきょきん)や
大胸筋(だいきょうきん)
などがありますが、
これはまた後でやります。

最後は、この筋肉を意識して
動いてみて下さい。
筋肉を意識することで
同じポーズでも感じ方が
変わります。
その違いを感じてみましょう。
肩甲下筋は肩甲骨前面と
上腕骨の前につくので、
肩関節の前に意識を向ける
と分かりやすいと思います。
これで、肩甲下筋は
終わりです。
次は小円筋をやりますね。
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