「小円筋(しょうえんきん)のおさらい」
- George Arikawa
- 2014年9月26日
- 読了時間: 2分

「小円筋(しょうえんきん)」
小円筋のおさらいです。
まずは、この筋肉が
どこについているのか
を確認しましょう。
起始は、肩甲骨の後面外側
停止は、上腕骨の外側
停止の位置は、棘下筋が
イラストを見て位置を
確認してみて下さい。
確認のあとは、
この筋肉の作用を
考えてみましょう!!
イラストの起始と停止から
骨がどう動くか想像して
みて下さい。

「小円筋(しょうえんきん)の作用」
小円筋の作用は、
【上腕を外側へ捻じる】
です。
この動きを肩関節の
“外旋(がいせん)”といいます。
実はこの外旋という
動きは棘下筋の作用でも
ありました。
言葉にすると同じですが、
作用の方向が少し違うんです。
イラストの矢印の方向を
確認しましょう。
このように、言葉で表現すると
同じ言い方になるけど、
実際の作用は違うという
ことがよくあります。
まずは、言葉ではなく、
筋肉の起始停止や骨を
しっかり見てイメージすると、
分かりやすいと思います。

次は、
腕を肩の高さに
挙げた状態での、
棘下筋(きょくかきん)と
小円筋の違いを確認して
みましょう。
棘下筋は、
外旋の動き以外に、
水平外転という
背中側に腕をひく
動きがおきます。
それに対して、
小円筋は、
外旋が中心です。
※脇をとじるような
動きも加わります。

「小円筋(しょうえんきん)はどのアーサナで使いますか?」
小円筋の作用は、
上腕を外側にねじる
動きでした。
この動きがでてくる
アーサナで使います。
この時、小円筋を
しっかりと使うことで、
肩関節の下方が安定します。
協働筋は、
僧帽筋(そうぼうきん)
菱形筋(りょうけいきん)
などがありますが、
これはまた後でやります。

「小円筋(しょうえんきん)を意識して動いてみよう!!」
これまで、小円筋の
起始、停止、作用を
学んできました。
最後は、この筋肉を
意識して動いて
みて下さい。
筋肉を意識することで
同じポーズでもどう
感じ方が変わるかを
みてみましょう。
小円筋は肩関節の
下方を安定させる筋肉
ですので、脇のあたりに
意識を向けると感じ取り
やすいと思います。
これで、肩関節の
インナーマッスルである
4つの筋肉を学びました。
次回は少し、このまとめを
行いますね。
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